犬のよくある症状・病気

1椎間板ヘルニア

背骨は「脊椎」と呼ばれるブロック状の骨が連なってできており、その間に挟まっているクッション材が「椎間板」です。椎間板が変形したり位置がズレたりすると、中を通っている神経を圧迫し、強い痛みが出ます。また、神経症状として排尿・排便が正常に行えない、歩けないといったことも起きます。ダックスフンド、ビーグル、シーズー、ペキニーズなどは、椎間板ヘルニアになりやすい犬種として知られています。

2僧帽弁閉鎖不全症

犬の心臓は、人間と同じように左心室・左心房・右心室・右心房と、4つの部屋に分かれています。そして、左心房と左心室の間にある弁のことを「僧帽弁」と言います。この僧帽弁に異常が起きて完全に閉じられなくなると、血液が逆流して疲れやすくなったり咳をしたりするようになります。また、悪化すると舌が紫色になっていき(チアノーゼ)、肺に水が溜まって(肺水腫)、最悪の場合は呼吸困難になって死に至ることもあります。早期に発見できれば、お薬を使って進行を緩やかにする治療が可能です。マルチーズ、シーズー、キャバリアキングチャールズスパニエルなどは特に発症しやすい傾向にありますが、ほぼすべての犬種で見られる病気です。

3歯周病

犬も歯磨きが必要で、お口の中のお手入れをしていないと、歯石が溜まって歯周病になります。口が臭いと感じる時やよだれを垂らしている時、原因不明のくしゃみが止まらない時、硬いものを食べようとしない時などは、歯周病が原因になっていることがほとんどです。しっかりと動物病院で歯石を除去し、歯磨きの方法を知っていただければと思います。特に高齢の犬は歯周病になっていることがかなり多いため、気をつけてあげるようにしましょう。

4痴呆(認知症)

人の場合と同じように記憶力が低下するほか、昼夜が逆転して昼間はずっと寝ていることもあります。また、食べているのに体重が減る、トイレ以外のところで粗相をしてしまうといったことがある場合にも、痴呆(認知症)になっている可能性があります。飲み薬で症状を和らげることができますので、少しでも様子がおかしいと思った時は、すぐに診察を受けるようにしてください。

5流涙症(なみだ目)

常に目から涙が溢れており、目の周りの毛が変色(涙やけ)していきます。涙が異常に多く作られる、排水システムに異常がある、異物が目に入っている、結膜炎や角膜炎といった目の病気になっているなど原因は様々です。点眼や涙小管洗浄などによる治療で改善することもありますので、まずは一度ご相談ください。特にプードルでよく見られる病気です。

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